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俺はかわいそうじゃない

アルコール依存症との戦い

4日目

昨日は結局明け方まで眠れず5時半頃に就寝。8時過ぎに起床。

友人宅で肉を焼く会。近所のスーパーで11時に待ち合わせ。しかし、待てど暮らせどやってこない。小さな子どもがいるといろいろ大変だ。

結局火おこし始められたのは13時過ぎ。いつもの様にピットマスター。どんどん肉を切っては焼く。

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周りは飲酒しているが、あまり気にならない。

夕刻に解散

帰宅後に地獄のアルコールへの渇望がやってきて苦しむ。朦朧としながらスーパーに行き、チューハイを買いそうになるのをなんとか抑えて炭酸水を箱買い。

レジでワンカップを飲むオッサンってかっこいいよな! 震えも止まってシャキっとした表情になる

こういう2chのコピペがあるが、まぁこういう状態だったのだろう。

22時くらいまでWebで動画を見ながら炭酸水でやりすごす。思考がかなり混濁していた。離脱症状で首汗がひどい。

その後、復活したので書物など。24日に論文の概要提出の締切がある。

某氏から突然恋愛相談などを受けて驚く。みんな少なからずとも社交に問題を抱えている。

きっと今日も眠れないのだろうなあ。引き出しの奥にセレナミンを発見したので飲んでおく。

3日目

7時半起床。二度寝せずにベッドから出られる。

テレビを見ながら朝食という習慣にチャレンジしてみるが、どうも朝の番組が煩くてだめ。音楽をかけながら朝食。冷凍ご飯解凍してスープと一緒に掻き込む。

不思議なくらいに飲酒に対する欲求はない。

本来は国際ドローン展見てから都内で打ち合わせの予定だったが、水曜に休んでしまってそれどころではないので、上司に押し付けていつものオフィスへ。

9時半出社。午後から人事面談なので書類作り。今年度の計画について。

午後面談。昨年度でさえ仕事しすぎなのに今年はもっと働くつもりなのかとコメントをいただく。確かに4パラで仕事しながら論文2本特許3本書くのは不可能っぽい。

後輩ちゃんがやる仕事に向けて派遣の人たちの稼働確保とか教育体制の調整とか。管理職の仕事なのではという気もしないでもないが、この手の仕事はできる人がやらないととんでもないことになるので巻き取っておく。代わりに雑用を押し付ける。

月末の某イベントに向けて頑張っている後輩君のサポート。床にα7rIIが転がりまくってるのが感慨深い。テクニカルな仕事はちょっと首を突っ込んだだけでも一気に時間がすぎる。

断酒日記というよりは勤務日記になっている気がする。うーむ。

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派遣の人たちの歓迎会。ウーロン茶で乗り切る。どうもおっさんがちびちび酒を飲んでるのを見てもそこまで飲酒欲求は刺激されないようだ。逆にTVCM等は非常に刺激されるので、やはり「よくできている」のだろう。

帰宅した後全く眠れる気配なし。セルシンは在庫切れなので気合で寝るしかない。いよいよアルコールに対する渇望がやってくるが、ベッドにインしてやり過ごすしかなさそう。

2日目

やはり明け方になんどか目覚める。離脱性症状のせいか脚に妙に汗をかくのでズボンを脱いでバスタオルを敷いたら再び寝付けた。

7時半起床…するが二度寝。8時にベッドから出る。朝食を摂るにもモノがないのでインスタントコーヒーで柿の種をつまむ。

どうも昨日から腹痛を伴った軽い下痢。家系ラーメン食ったせいかもしれない。

ネットサーフィン。

10時過ぎに家を出て10時半出社。

会社にいる間はアルコールに対する渇望は比較的薄い。何かに集中して取り組んでいる間は苦にならない。逆に言えば、仕事をリタイアしたあとは容易にスリップすることが想像できる。 リタイアしてからアルコール依存で見を滅ぼす人が多いと聞くが、なるほどという気持ちになった。

午後の上司との面談で現状について報告したところひどく驚いていた。とりあえず、人事ラインにはしばらく黙っておいてくれるようだ。 病気を治療するというのは至極当然のことではあるが、この手のやつは診療にかかっただけでも、まだまだ迷信めいた偏見がある。

帰宅1時間ほど前に会社の仲間のLINEグループに外食の誘いを出す。軽音サークルの先輩が乗ってくれた。本当に良かった。

待たせるのもアレなので急いで仕事を片付ける。終わらせるのを諦めたという表現もできる。

帰宅中の車の中で「酒は飲むと気持ち悪くなる毒水」と自己暗示をかける。どうもこれはよく効くようである。

回る寿司で7皿と味噌汁。決して美味しくないけれどうまい。回転寿司は体験の設計がよく「検討」されている。そういえば「検討が進んでいる」という表現は一般的であるかどうかという話題があった。実際はどうなんだろうか。

昨日も書いた気がするが、喉の渇きや空腹は断酒の敵であるらしい。満腹だとたしかに渇望感が収まっている。

帰宅。コンビニで炭酸水を買う。風呂上がりに飲んでみるとなかなか悪くない。

部屋が汚いのが気になって仕方がない。多分アルコールがはいっていたときには感覚が麻痺して気にならなかったのだろう。というわけで掃除。

日付がまわって12時半。全く眠くないのでセルシン2mg2錠、あと飲み忘れてたネオマレルミン錠(アレルギーの薬だが眠くなる)を1錠。ちゃんと夜眠るためにはある程度身体を動かさなくてはならないかもしれない。

1日目

14時くらいに遅めの昼食。喉の渇きや空腹は飲酒に対する渇望を高めるため、なるべく避ける必要があるらしい。大津屋でラーメン麺少なめ。麺少なめにすると煮玉子がつく。

全然出社して良い時間だったが微熱もあるので家でゆっくりすることにする。

日が高い時間に帰宅すると部屋の汚さが目立つ。布団カバーを洗濯してゴミをまとめて掃除機をかける。ちなみに、急に掃除をし始めるのは断酒者の典型的な行動らしい。アハハ。

インターネットサーフィンや書物をしているとすぐに夜の時間帯へ。

もとよりキッチンドランカーの気があるので自炊は自重。すき家で牛丼並盛り3点セット。生卵とおしんこと味噌汁がついてくるセット。どうも居心地が悪くてかっこんでしまう。早食いするとどうも調子がわるい。

帰宅してからギターを少し練習する。週末のバンド練習に向けた練習。

何かをしていると気が紛れるが、やはりアルコールに対する渇望がある。自分の場合はまずまず一人遊びができるからなんとかなっているが、多くの重度のアルコール依存症者は酒以外の趣味がないことが少なくないらしい。怖い怖い。

1時過ぎに就寝。

深夜やはり目が覚めてしまう。一瞬(徒歩40秒の)コンビニまで歩いてしまうことを思い浮かべたが、セルシン2錠飲んで(アカン)寝る。

断酒の始まり

「今日から断酒してくださいね。」

医者からそう言われた。ほんのさっきのことだ。もちろん、こっちだってその気だったのだけれども、こうして真っ向から言われると感慨深いではないか。

酒をやめることにしたのだった。理由は死にたくないからだ。これから死ぬまで酒場の体験ができなくなると考えると少々寂しいが。


薬というのは基本的には毒だ。毒というのは、摂取量によって効用があるか毒になるかが変わってくる。百薬の長と呼ばれるアルコールだって例外じゃない。大量に飲めば死ぬ。

毎日のように飲んでいれば、じわりじわりと身体は蝕まれる。そして、どこかで引き返せなくなる岐路がやってくる。

そういう岐路を今日は迎えたんじゃないかと思った。目の前に天国への階段が見えた気がした。嵐があけて春めいた青い空の下に、後ろ髪を引かれる気配があった。このまま先に進んではいけないと思った。


アルコールとの出会いは大学に入ったばかり、たしか2005年くらいだったと思う。今は法令遵守の意識が高まってるから新歓で酒をやるなんてことは減ってきているみたいだけれども、あの頃の未成年飲酒はまだまだ通過儀礼的な扱いだった。田舎の出で貧乏性だった僕はいくつものサークルの新歓に参加しては浴びるように酒を飲んだ。もとより欲望は満たされるまで求めるほうだったからそのまま習慣飲酒が始まった。もう10年も毎日のように酒を飲んでいるというわけだ。

一般に、酒との関係性は生まれた瞬間に遺伝子に組み込まれているのだと思う。うまくやる奴もいるし、ソリが合わなくて付き合えない奴もいる。一方で仲良くやってるように見えて付け込まれてしまう奴もいる。厚労省の統計(2013年)によると高リスクな飲酒者は日本に2000万人ほどらしい。少なくない人間が酒に飲まれている。これは氷山の一角であろうから、アルコールとすこしでも関係のある人はおよそ他人事ではないだろう。

アルコール依存の研究によれば、高リスクな飲酒者がリスクを回避するには断酒しかないということになっている。程よく付き合うというのは不可能だ。意志の強さの問題ではない。人の身体がそのようにできているから仕方がないらしい。つまり、酒に飲まれる奴は初めから下戸の奴よりも遥かに危険であるということだ。この事実はあまり知られていない。

というわけで、今日から飲酒から卒業することにした訳だが、実のところ幸先が非常に悪いのである。医者曰く「次の診察までに絶対に断酒に失敗する」らしい。なにせ、今日はアルコール依存症と診断されただけで何の薬も処方されてないし、「断酒せよ」以外の指示を受けていないのである。おそらく、「どのように断酒に失敗するか」を見て今後の治療方針を決めるのだろうけれど、全く不安しかない。まったくこれからどうなることやらという気分だ。